2015年8月開業「函館アリーナ」、工事は順調に進行中!
2015年5月下旬、最終工事が進む「函館アリーナ」の内部見学会が行われました。
8月1日の正式オープンが決定し、スポーツ関係者や市民からの期待が高まる本施設の最新情報をレポートします。
【メインアリーナ】
最大収容人員 5000人のメインアリーナ。高さ12.5m、天井近くにはぐるりと窓が設けられ、明るく開放的な空間です。各種競技の全国大会が開催できるよう、バスケットボールコートが3面取れる約2900㎡(65×44m)の広さがあり、2120席の観客席を配置しています。取材日には床、壁、天井の工事が同時進行で進んでいました。
このメインアリーナには幾つかの優れた点があります。まず、空調設備。バドミントン等の競技に対して風の影響を与えない、最新鋭の空調設備を備えています。床材には、土足でも利用できる屋内スポーツ用長尺弾性塩ビシートを採用。照明は国際基準を満たす1500ルクスの設備で、競技に合わせた照度設定が可能です。壁の黒い部分はグラスウールで、その上には道南スギを用いています。この工夫により、重低音が雑音となることを防ぎ、最適な音響空間を作り出します。
こちらはメインアリーナの搬入口です。
11トントラックがそのまま入ることができて、スピーディな会場設営を実現します。このメインアリーナでの最初のイベントは、開業直前の7月末に行われるロックバンドGLAYのコンサート。函館出身の彼らが、故郷の新しい施設にエールを送ります。
メインアリーナにつづいて、サブアリーナの工事進捗状況をご紹介しましょう。
【武道館】
武道館は約1000㎡(37×25m)、天井高4mで、各種武道大会の開催が可能です。
同時に3つの競技の練習ができるよう、可動式間仕切りを備えています。12人立ちの弓道大会が開催できるよう、収納式の的場も設置しています。
この武道館では、開業後、中体連の全国柔道大会が行われることが決定しています。
【多目的会議室】
各種会議の開催のほか、ダンスや卓球など軽スポーツの利用が可能な多目的会議室です。こちらはほぼ、出来上がっていました。
【サブアリーナ】
バスケットボールコートが1面取れ、各種競技の公式大会が開催可能なサブアリーナ。こちらもほぼ完成しています。広さは、約1,000㎡(40×25m)で、天井高はメインアリーナと同じ12.5m。スポーツはもちろん、コンベンションの開催にもお勧めです。窓から差し込む自然光に道南スギの木目が映え、爽やかな空間です。
【トレーニングルーム】
サブアリーナを出てすぐ、南側の窓に面した空間は、約201㎡の広々としたトレーニングルームです。工事は佳境に入っているようでした。ここには、ランニングマシンやエアロバイクなど有酸素系トレーニングの最新機器をはじめ、筋力トレーニングのための各種マシンやフリーウェイト用のベンチ・舞台が設置されるそうです。1回400円で個人利用可能ですので、ぜひ、利用したいですね。
この取材をした5月21日時点で、現場責任者のかたは「工事の進捗は、93%のところまできています」とおっしゃっていました。
※建設現場に設置したウェブカメラで、現在の工事状況(静止画)をリアルタイムでご覧になれます。 ⇒こちらをクリック(クリック後、ユーザー名とパスワードの認証枠が表示されますので、どちらにも「arena」と入力してください。接続には1分以上の時間がかかりますが、しばしお待ちください。)
函館アリーナの開業日は、2015年8月1日。フットサルチーム「エスポラーダ北海道」の公式試合や、全国自治体病院学会、バレーボールのV・プレミアリーグ女子の公式試合など、全国規模のスポーツ大会やコンベンションの開催が決定しております。
既に、施設予約の受付は開始しております。
ご興味あるかたはぜひお問い合わせください。
また、7月21日には市民向けの施設見学会が予定されています。
「函館アリーナ」を舞台とした、スポーツや音楽の感動の幕開けまで、あと少しです!
【函館アリーナ 問い合わせ先】
◆施設利用・予約について
函館市文化スポーツ振興財団・コナミスポーツ&ライフグループ
TEL 0138-57―3141
◆施設整備・7/21開催の市民見学会について
函館市教育委員会 生涯学習部スポーツ振興課
TEL 0138-21―3575