「弁当・仕出し」店舗詳細

ハセガワストア（通称ハセスト）は、函館市内・近郊で13店舗を展開するコンビニエンスストアチェーン。函館名物「やきとり弁当」の店として市民はもちろん、観光客からも絶大な人気を誇ります。

やきとり弁当の誕生は1978年。夜、お客様から「お弁当ないの？」と声をかけられた当時の社長、長谷川文夫さん（現会長）がとっさに、店内で作っていたおにぎり用の「ごはん」と「のり」、そして豚肉の串焼きを組み合わせて提供したことから始まりました。以来、材料や調理方法に吟味を重ね、函館市民に愛されて45年。函館出身のロックバンド、GLAYが紹介したことから全国的にも有名になり、今では年間約120万食を販売します。

やきとり弁当を初めて知る方からよくあがる「豚肉なのに、なぜ、やきとり弁当？」という質問について、ハセガワストア商品部、住谷さんにお話をうかがいました。 「道南では昔から養豚が盛んで、鶏よりも豚が安価に手に入りやすかったんです。また、自然の厳しい北海道で働く人たちには、豚肉に多く含まれるビタミンB1が体の疲れをとるのに有効だとして、豚肉が好まれました。これらの理由から、道南では『豚串＝やきとり』なんですよ。」

やきとり弁当（小、タレ）570円

香ばしい香りに食欲をそそられ、一口ほおばれば、柔らかくジューシーな肉とタレの染みたご飯の相性がバツグン。おいしくて満足感たっぷりなやきとり弁当のとりこになる方は多く、毎年、スポーツ合宿・大会で函館を訪れる多くのチームから会場への配達注文が入るそうです。

「昨年、函館フットボールパークで合宿されていた札幌圏の高校からは、3日連続でご注文いただきましたね。さすがに先生に『飽きませんか？』と聞いたんですが、生徒さんたちのリクエストだそうで…やきとり弁当を気に入ってくださって、嬉しいかぎりです。」（住谷さん）

同社では美味しく召し上がっていただくためになるべく配達時間の直前にやきとりを焼き上げるとのこと。大量注文の場合には複数店舗で手分けして焼き、できるだけ温かい弁当をお届けしているそうです。 味はタレ、塩、塩だれ、うま辛、みそだれの5種類で、サイズは小、中、大の3サイズ。「味の一番人気はタレで、スポーツ合宿や大会の選手の皆さんは大を注文されることが多いです。」（住谷さん）配達は30個から。水やお茶などの飲み物も一緒に注文できるそうですので、お気軽にご相談ください。

丹念に串を返し、はこだてワインで風味をつけながら1本1本焼きあげる