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【レポート】函館で2年連続、JPA 日本パラ陸上競技連盟の強化合宿

重本沙絵選手

2018年8月3日~14日までの12日間、北海道函館市にてJPA日本パラ陸上競技連盟(立位短距離・跳躍ブロック、投擲ブロック)の夏季強化合宿が行われ、函館育ちの重本(旧姓・辻)沙絵選手(日本体育大学大学院)ら19名が参加しました。使用施設は、千代台公園陸上競技場函館アリーナ函館市民プール。函館の涼しい気候や競技施設、設備などが評価され、昨年に引き続き2度目の開催です。

重本沙絵選手

重本沙絵選手(写真右)は、函館市立鍛神小5年生の時にハンドボールを始め、本通中、水海道二高(茨城)で活躍。日体大2年の夏、瞬発力の高さを評価されて陸上競技部パラアスリートブロックに転向。2016リオ・パラリンピック、2017ロンドン・世界パラ陸上競技選手権大会で銅メダルに輝いた、日本を代表するパラアスリートです。

21日の報道陣向け公開練習

2018年8月10日に行われた公開練習では、立位短距離・跳躍ブロックの選手たちが、10月のアジアパラ競技大会(ジャカルタ)に向けて、走り込みなどの強度の高い練習に取り組みました。

子どもたちとの交流事業

昨年に引き続き、選手と、函館で陸上競技に取り組む子どもたちとの交流事業を実施しました。トップアスリートから学べるチャンスとあって、予定定員(50名)を超える67名の小・中学生が参加。選手たちが走る姿を間近で見た子どもたちは、「はやい!」「かっこいい!」と歓声をあげました。

義足を触らせてもらった子どもたち

義足を触らせてもらった子どもたちは「想像していたより重いんですね」「固い」とびっくり。選手たちは様々な質問に気さくに応じました。子どもたちにとって、障がいに関するイメージが大きく変わったり、パラスポーツに関心を持つ貴重な機会となりました。

Interview

重本 沙絵 選手(日本体育大学大学院)

重本 沙絵 選手(日本体育大学大学院)

2016リオ・パラリンピック 400m(T47) 3位

ロンドン2017世界パラ陸上競技選手権大会 400m(T47) 3位

多くの方のご協力で、二度目の函館夏合宿が実現したことを本当にありがたく思っています。
東京は非常に暑いです。36度の気温に加えて照り返しもあって、午前中の練習を終えると、倒れる寸前になることも。函館は涼しくて、夜も良く寝られるので、コンディションが整います。

今日は、走り込みをしました。長距離は等速走に取り組み、自分の課題である腕ふりやフォームにも気をつけながら走りました。タイム感覚が足りないので、試合を想定しながら練習に取り組み、コンディションをあげていきたいと思っています。

東京オリンピックについては、「まだ2年ある」と思っています。状況やコンディションも変わるでしょう。目の前のことを着実に積み重ねていきたいと思っています。
自分の国で行われるオリンピックです。一番輝くメダルが欲しいですね。

高野大樹コーチ(JPA強化委員/立位短距離・跳躍ブロック)

高野大樹コーチ(JPA強化委員/立位短距離・跳躍ブロック)

今は、9月の日本パラ陸上競技選手権大会に向けて多くの選手がトレーニング量を増やしている時期です。気温40度の本州から20度の函館に来て、「どれだけ走っても大丈夫」という選手もいるくらいです。函館は涼しくて過ごしやすく、設備も充実していて、いいトレーニングができています。

髙桑早生 選手(NTT東日本)

髙桑早生 選手(NTT東日本)

2016リオ・パラリンピック 女子走り幅跳び(T44) 5位 / 女子200m(T44) 8位 / 女子100m(T44) 8位

函館は、涼しいというより寒いくらい(笑)。しっかりとトレーニングができています。灼熱の関東に戻るのが怖いですね。
交流会では、函館で陸上競技をがんばっている小中学生とお話しできてとても楽しかったです。皆さん、恥ずかしがりつつも一生懸命に話してくれたのが印象的です。

スポーツ振興課長 大野孝悦

函館市教育委員会生涯学習部 スポーツ振興課長 大野孝悦

 昨年に続いて,JPA日本パラ陸上競技連盟様の強化合宿が函館市で実施されましたことを大変嬉しく光栄に思います。

 本強化合宿の実施にあたり,多くの関係者の皆様には,ご理解とご協力を賜り,誠にありがとうございました。また,選手をはじめコーチやトレーナーの皆様におかれましては,大変お疲れ様でした。

 来たる2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて,選手の皆様には,今後の各種大会にてご活躍されますようご祈念申し上げます。

 JPA日本パラ陸上競技連盟様には,来年も継続して強化合宿を実施していただけますよう,より良い環境づくりに努めてまいりたいと考えております。
 また,来年もお会いできますことを楽しみにしております。

取材2018年8月10日、公開2018年8月30日